平成16年7月に世界遺産に登録された 「紀伊山地の霊場と参詣道」。
『世界遺産の森林(もり)を守ろう基金』は世界遺産の「文化的景観」のひとつである森林を保全する目的で設立されました。
寄せられた基金は、世界遺産周辺の公有林等の整備・保全に、田辺市・高野町において順次活用されています。
皆さまのご賛同とご協力をよろしくお願いします。
社寺や古道など世界遺産登録資産の保存のために周辺に設けられた区域で、良好な環境や景観の維持が求められます。緩衝地帯ともいいます。
和歌山県の緑化事業と緑化思想の啓発、及び「緑の募金」を推進するために平成4年に設立。森林ボランティア等の活動支援や青少年の育成、緑化森林整備、緑の募金事業など、和歌山県の緑豊かな県土づくりに活動しています。
広く全国から募金を募り、世界遺産周辺の森林のうち市町村が有する公有林等の中から代表的な場所を順次選定し、景観維持や下刈り、間伐などの管理経費を該当する市町村に交付します。
世界遺産の森林(もり)を守ろう基金内容はホームページ上で報告します。
募金受入れ口座 |
主な募金者はこちら( ファイル名bokinsha.pdf 容量50KB)
- アサヒスーパードライ「うまい!を明日へ!」プロジェクト第3弾(H22.8.3)
- アサヒスーパードライ「うまい!を明日へ!」プロジェクト第4弾(H23.1.26)
- 世界遺産の(森林)を守ろうキャンペーン第5弾!(H22.8.31)
- ジェイクグリーンプロジェクト「お客様と一緒に緑豊かな社会を実現しよう活動」第2弾(H22.12.21)
- オークワ・JAグループ共同企画(H23.3.7)
- アサヒスーパードライ「うまい!を明日へ!」プロジェクト第5弾(H24.1.18)
- デュプロ精工(株)「デュプログリーンプロジェクト」(H24.1.18)
- 青木松風庵 : 環境保全活動「みかさ基金」第4弾(H24.2.2)
- アサヒスーパードライ「うまい!を明日へ!」プロジェクト第6弾(H25.1.23)
- アサヒスーパードライ「うまい!を明日へ!」プロジェクト第7弾(H26.2.20)
- アサヒスーパードライ「うまい!を明日へ!」プロジェクト第8弾(H27.3.12)
- 青木松風庵 : 環境保全活動(H27.6.16)
- m'affably(エムアファブリー) : 森林保全活動(H27.7.9)
- 青木松風庵 月化粧基金(H29.7.13)
- 山崎梅栄堂 熊野古道物語(H29.10.19)
- 青木松風庵 月化粧基金(H30.2.23)
- 青木松風庵 月化粧基金(H31.2.4)
- 青木松風庵 月化粧基金(R2.3.24)
- 青木松風庵 月化粧基金(R3.3.23)
- 青木松風庵 月化粧基金(R5.11.14)
募金積立・活用状況( ファイル名tsumitate-katsuyou_202306.pdf 容量2,014KB)
※PDFファイルを表示印刷するためには「Adobe Reader」が必要です。
皆様からいただきました寄附金を下記事業の森林整備に活用させていただきました。
(1) 平成18年度
発心門王子周辺山林整備事業
- 交付先:田辺市
- 交付金額:2,060,000円
- 事業内容
事業実施地は、熊野古道中辺路ルートの発心門王子社跡周辺の2.06ヘクタールの山林で、世界遺産のバッファゾーン内です。
田辺市では、平成16年の世界遺産登録前に本山林を購入し、現在は歴史ある熊野古道及びそれを取り巻く森林の適正な管理と保全を図り、訪れる人々にやすらぎと活力を提供することを目的とした「田辺市熊野の森条例」を制定し管理しています。 発心門王子社跡の周辺であることから、参拝者や観光客の従来も多く、比較的高齢級の森林として目にとまるものの、立木密度が高まっていることから、不良木を中心とした間伐施業により森林整備を行いました。
間伐した材は世界遺産センターの内装材に活用するなど有効利用しています。
(2) 平成21年度
高野黒河街道、女人道周辺山林整備事業
- 交付先:高野町
- 交付金額:3,500,000円
- 事業内容
事業実施予定地は、高野黒河街道及び女人道(高野町指定史跡)に挟まれた森林であり、40年生で3.00ヘクタールのスギ・ヒノキ林です。
高野町では、世界遺産である高野町石道をはじめ7つの古道、それを取り巻く森林の適正な管理と保全を図るため山主の理解の元、山林整備を推進してきましたが、昨今の木材不況により保育事業の遅れている山林が見受けられます。また、本町としても、この地域を針広混交林への移行を目指しており、当地を間伐することで針広混交林のモデル山林として森林整備を行っていきます。
間伐材は木工体験などのイベント用材、一部は世界遺産中門再建用材として有効利用していきます。
(3) 平成22年度
熊野古道沿線森林整備事業
- 交付先:田辺市
- 交付金額:4,800,000円
- 事業内容
事業実施地は、伏拝〜熊野本宮大社の熊野古道中辺路ルート周辺に位置する12ヘクタールの山林で、世界遺産のバッファゾーン内です。
田辺市では、歴史ある熊野古道及びそれを取り巻く森林の適正な管理と保全を図り、訪れる人々にやすらぎと活力を提供することを目的とした「田辺市熊野の森条例」を制定しています。
伏拝門王子から熊野本宮大社へ続く熊野古道は、散策者が多くありますが、一部人工林において、立木密度が高く林内の暗くなった森林があることから、不良木と中心とした間伐施業により森林整理を行いました。
(4) 平成23年度
田辺市 熊野古道沿線(水呑王子〜伏拝王子)森林整備:16.00ha 4,800,000円
(5) 平成24年度
高野町(小辺路・女人道周辺)森林整備:12.00ha 3,000,000円
田辺市 熊野古道沿線(本宮町三越地内)森林整備:16.00ha 4,800,000円
(6) 平成25年度
高野町(黒河街道(子継地蔵)周辺)森林整備:8.00ha 2,555,070円
田辺市 熊野古道沿線(中辺路町)森林整備:18.00ha 4,800,000円
(7) 平成26年度
田辺市 熊野古道沿線(滝尻王子〜高原熊野神社間)森林整備:15.72ha 4,800,000円
(8) 平成27年度
田辺市 熊野古道沿線(本宮町)森林整備:18.24ha 4,800,000円
(9) 平成28年度
高野町 高野町石道周辺(高野山護摩壇、袈裟掛け石)森林整備:3.27ha 1,500,000円
田辺市 熊野古道沿線(本宮町請川地内)森林整備:6.41ha 974,580円
(10) 平成29年度
高野町 高野町石道周辺森林整備:3.13ha 1,500,000円
(11) 平成30年度
高野町 高野町石道及び不動坂周辺森林整備:3.22ha 1,500,000円
田辺市 熊野古道沿線(本宮町津荷谷)森林整備:5.47ha 912,000円
(12) 令和元年度
高野町 高野山女人道周辺山林整備事業:3.50ha 1,500,000円
(13) 令和3年度
かつらぎ町 町石道周辺山林整備:3.30ha 999,487円
九度山町 黒河道接待場周辺山林整備:2.00ha 599,500円
(14) 令和4年度
九度山町 黒河道接待場周辺山林整備:2.00ha 599,500円
(15) 令和5年度
九度山町 黒河道接待場周辺山林整備:1.95ha 599,500円